This Is England

 久しぶりに映画館に行った。"This Is England"というタイトルでわかるようにEnglandが舞台で、1983年。フォークランド紛争の次の年である。主人公のShaun(12歳)は父親を紛争でなくしてるし、映画にでてくるスキンヘッドの愛国主義にもフォークランド紛争は映画にとって重要で、映画の中にも当時の映像と思われるものがでてくる。個人的にイギリス映画好きだから、80年代イギリスの地方都市を舞台とした映画は何度か見ているが、この映画でもそうであるように、暗い。廃墟が多く、商店街にも人はいない。今の好景気のイギリスとは違って、サッチャーが就任したばかりで、景気が悪い。無職で、生活保護を受けているような親父が多い。

 そんな中で12歳の主人公が地元のスキンヘッドと交流していく様子を描いている映画である。観たことがある俳優は刑務所から戻ってきたスキンヘッドのCombo役のStephen Grahamだけで、彼は"Snatch"や"Gangs of New York"にでていた。すぐ切れ、暴れるし、危ないやつだが、なんか憎めないし、寂しそうな表情をする。なんかつらい過去があるような。主人公はませたガキで、 グループのかなり年上の女とつきあい出す設定になるし、Comboに殴り掛かって行くし、かなりやんちゃだ。そういうShaunをみまもり、スキンヘッドと一緒に遊んでいても文句も言わない母親がいい味を出していた。

 Ken LoachにちょっとMike Leighをたしたような雰囲気もあるし、結構面白かった。英語は難しかったけど。ラストシーンがきれいで、Shaunの短い間での成長が感じられた。まあガキの頃は背伸びしたがるし。年上と一緒に遊びたがってた自分を想い出した。Dr. Martinのブーツがでてきていて懐かしく思った。今もはいてるし。

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ ****(最高6)

Premier ---------------- ***1/2 (最高4)

Village Voice ---------- No Star (Not recommended)

The L Magazine --------- 不明