The Iron Lady

 1980年代のイギリスの首相で鉄の女と呼ばれた「マーガレット・サッチャー」の話。あの"Meryl Streep"主演である。最初引退後のサッチャーが自伝を発表した後から始まるが、え!これってMeryl Streep?って思った。彼女は今年のアカデミー賞主演女優賞候補にもノミネートされたし、すばらしい演技で存在感を出している。しかも結構サッチャーに似ている。さすが。

 監督はPhyllida Lloydという女性監督。"Mamma Mia"も監督していたらしいが、Meryl Streepとは2作続けて仕事したことになる。

 映画の時代背景や80年代の雰囲気は何となく思い出せたし、スカーフを頭にかぶるMeryl Streepを見て、「確かにサッチャーってこういうイメージがあるな」と思い出したり。フォークランド紛争なんかも一寸だけ覚えていたり、懐かしい感じもあった。またサッチャー自身が普通の街の商店の娘から成り上がっていくのも面白かった。

 個人的にはサッチャーのご主人のDenis役のJim Broadbentが良かった。この映画のキーになっていると思う。サッチャーの人生の中での彼の重要な役割がよく描けてたと思うし、彼が亡くなった後のシーンは一寸だけ泣けた。

 良い部分も多いが、このような誰かの一生というような映画は、どうしても淡々とした感じになってしまう。"J. Edger"の時も言ったが。でもこういう映画を観に行くのは、俳優がすばらしいことが多いからである。観て損は少ない。

 マーガレット・サッチャーはイギリス初の女性首相。最近では女性が国家元首というのもよく見かけるが、当時はなかったのでは。サッチャー、Meryl Streepと強い女性の話。

 

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ **(最高5)

Premier ---------------- **(最高4)

Rolling Stone ---------- ***1/2(最高4)