The Grand Budapest Hotel

 

 トップクレジットから"イングリッシュ・ペイシェント"のレイフ・ファインズ(Ralph Fiennes)、"アマデウス"のF. マーレイ・エイブラハム(F. Murray Abraham)、"ミュンヘン"のマシュー・アマルリック(Mathieu Amalric)、"戦場のピアニスト"のエイドリアン・ブローディー(Adrien Brody) 、"プラトーン"のウィレム・デフォー(Willem Dafoe)、"フライ"のジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum) 、"レザボア・ドッグス"のハーヴィー・カイテル(Harvey Keitel)、 "シャーロック・ホームズ"シリーズのジュード・ロウ(Jude Law)、"ゴーストバスターズ"のビル・マーレイ(Bill Murray)、"ファイト・クラブ"のエドワード・ノートン(Edward Norton)、"In the Bedroom"のトム・ウィルキンソン(Tom Wilkinson)、"ウェディング・クラッシャー"のオーウェン・ウィルソン(Owen Wilson)など(下のポスター)。俳優陣を見ただけで、映画を見たくなる。トム・ウィルキンソンやオーウェン・ウィルソンなんか一瞬しか出てこないし、エドワート・ノートン、ビル・マーレーなんかもちょい役。これだけ主演級の俳優がそろっているのに。みんなこの映画に出たかったんだろう。過去にこんな豪華な映画はあっただろうか?

 監督はウェス・アンダーソン(Wes Anderson)。"The Royal Tenenbaums"や"The Darjeeling Limited"の監督。テキサス州、ヒューストン出身で、私の友人の中学のときの同級生。独特の間、センス、ジョークを持った監督で、結構好き。"The Royal Tenenbaums"でベン・スティーラーがずっと赤いジャージを来ている等、笑える。また"The Darjeeling Limited"ではThe Kinksの音楽の使い方にセンスを感じた。

 舞台は仮想の国ズブロッカ共和国。ズブロッカはロシアの酒。Grand Budapest Hotelの中で、F. マーレイ・エイブラハム演じるMr. Moustafaとジュード・ロウが演じるYoung Writerがディナーをとりながら、話し始める。Mr. MoustafaがGrand Budapest Hotelでロビーボーイ働きだしたときのことを話し始め、1932年にフラッシュバックする。

 主演のGustave Hはのレイフ・ファインズ。未だになぜRalphがレイフと発音されるのかわからない。Grand Budapest Hotelのコンシアージュで、女たらし。お金持ちの老婦人でホテルに泊まっていたMadame Dと不倫をする。そしてMadame Dは死ぬのだが、遺言に絵をGustave Hに渡すとあったせいで事件になる。息子(孫?)のエイドリアン・ブローディー演じるDmitriはGustave HがMadame Dを殺したとし、Gustave Hは刑務所に入れられる。そしてハーヴィー・カイテルの助けで脱獄し、Dmitri、彼のもとにいる殺し屋ウィレム・デフォー、刑事役のエドワード・ノートンに追われ、ヨーロッパ中を飛び回る。最後もまた笑える。

 公開してすぐに観に行ったせいもあって、劇場は満員。観客は大笑い。イギリス英語だったこともあって、私は彼らほど笑えなかったが、かなり面白い映画。エドワード・ノートンやビル・マーレイは登場しただけで観客は爆笑。登場人物の設定がすばらしい。テンポはいいし、良いことずくめ。傑作だと思った。お勧め。

 ブダペストは数年前に1度行ったことがある。ブダとペストに分かれた街だが、舞台はブダ側。ブダ上や大聖堂もあり奇麗な街並。古いいかにもヨーロッパという感じ。岡の上にあり、上に上るケーブルカーやブダとペストを繋ぐ、ドナウ川に架かる橋等懐かしい。仮想の国ズブロッカ共和国となっているが、ブダペストを意識しているのは確かだと思う。また行きたい。

 ウェス・アンダーソン映画の常連も出ているオーウェン・ウィルソンはよく見るし、エイドリアン・ブローディーは"The Darjeeling Limited"に出ていた。ビル・マーレイはなんと7回目。

 

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ *****(最高5)

New York Daily News ---- ***(最高5)

Premiere --------------- Unknown(最高4)

The Guardian ----------- ***(最高4)

Rolling Stone ---------- ***1/2(最高4)