The Lives of Others (Das Leben der Anderen)

 今年のAcademy最優秀外国語映画賞受賞作です。いつもより多い人数でアメリカ人C、イタリア人MG、Aとその妻Aにイタリア人L、アメリカ人Mの大所帯で見に行きました。今回も全員一致で"I like this."でした。特にLast Sceenはすばらしかったです。基本的にストーリーは壁崩壊前の東ドイツを舞台としているので、なぜ2007年の今なのかとも思いましたが、それも納得します。ちょっと泣いてしまいました。

 東ドイツのstasi(国家保安省)で働く主人公が作家と女優のカップルの生活を仕事で盗聴することとなります。そのため"The Lives of Others"となるわけですが、"Lives"、"Others"と複数形なのがポイントで、1方向だけの視点ではないということが重要になります。 作家と女優(名前を覚えるのは大変でしたが、作家がGeorg Dreyman、女優がCrista-Mariaなんとかだったと思います)のストーリーは悲しいし、映像も暗いし、天気も悪いと全体的に暗い映画です。東ドイツらしく裏切りも多いですし。この2人の話でもう1カ所泣けるポイントがありますが、私は泣きませんでした。CとMGが大泣きしてたので、女性には泣けるのかも。2人の話の終わりのあたりで特に作家役の俳優の表情はすばらしかったです。

 最初は主人公のstasiで働く男が国家を裏切るのは、女優が好きだからかと思いました。実際に彼は彼女の前に顔を出しファンだと言いますし、彼女を例えばリムジン乗り回してる偉そうな男(国家側の人ですが、Meyer(市長)と言ってたような)から助け出したいと思ったのだと、私は思ってました。それだけではない何かがあるからだとわかっていき、そして感動のラストにつながっていくという設定でした。Oscarをとったのも納得という感じでした。Pan's Labyrinthも好きですがね。

 映画が終わると周りはドイツ語だらけでした。やっぱOscarの影響は大きいのかも。ドイツ映画ってあんまり見たことないけどね。"Good Bye Lenin!"とかどうしても壁関係が多いかな。あとはテレビで"U-Boat"とか。ちょっと考えたのですが、1年間に作られる映画の数は英語の映画よりも英語じゃない映画の方が多い訳で。ということは、最優秀外国語映画賞が最も受賞確率が低く、最も価値のある賞なのでは?

 

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ *****(最高6)

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