Tetro

 「あの巨匠Francis Ford Coppolaはまだ大丈夫なのか?」 それを確かめに行こうと思った。1970年代の彼の映画をビデオで何回も観た。"Godfather Part I & II"、"Apocalypse Now"という超有名作品から、"The Conversation"まで好きな映画だった。ところが80年代以降にはぱっとしたところがなかった。"Godfather Part III"も面白い映画だったが、やはりPart I & II と比べると...結論を言うと、結構面白い映画だった。でもこれがCoppolaだという感じではなかった。 家族をテーマにしているところは"Godfather"と共通ではあるが、壮大さがない。結局Coppola出なくて元思った。

 主演はあのVincent Gallo。New York出身だが、過去の家族内の出来事(交通事故で自分の母親を殺してしまう。)などがあってアルゼンチンのブエノスアイレスに逃げてきて、名前を"Tetro"と変え住むようになった。 そこへだいぶ歳の離れた母親が違う弟がやってくる。そしてしばらくの間兄夫婦のところに居候することになる。

 兄には触れられたくない過去がある。弟はそれを知りたい。そんな中で弟は兄の書きかけの小説を発見する。兄弟の父親は非常に有名な作曲家&指揮者で、兄が家を出る時に、「俺はここを出て小説家になる。そしてこのことを書く。」と言って家をでる。しかし、過去の出来事を想い出すと書けずにいた。20歳位の時、兄にはガールフレンドがいた。しかしその彼女を父親にとられていた。そのガールフレンドの子供が弟だった。

 弟の方はそんなでもなかったけど、Vincent Galloの方はあの濃い顔で、存在感のある演技をしていた。結局弟が兄の小説を完成させ、舞台にするのだが、その後は何となく予想ができた。そうはいっても面白かったが。最後には父親が死んで、兄弟ともにNew Yorkに来て、その後はという感じ。全体が白黒で特にNew Yorkは何処で撮影したかわからなかった。メインのストーリーでは白黒で、過去にフラッシュバックした時にカラーになるというのは、普通とは逆の発想だと思うし、興味深かった。もう1つカラーになった、兄の過去を舞台仕立てにしていたプロットが何回かでて来たが、それもカラーだった。

 結構面白くて、良いけど、Coppola?という感じ。 最初にGalloは足を骨折しているが、それが後につながってたり、工夫は見られる。

 

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ ****(最高6)

Premier ---------------- (最高4)