Sully: Miracle on the Hudson

 

 

 2009年の1月の寒い日、ニューヨークに衝撃的なニュースが舞い込んできた。旅客機がマンハッタンの横を流れるハドソン川に、不時着したという。幸運なことに死者は1人もいないという。すごいことだ。2001年のSeptember 11th以来、私たちニューヨーカーは飛行機事故に敏感になっている。そんなわけでテレビでも大々的に報じられた。私がニューヨークに来たのは2000年で、この事故の時は仕事中だったが、テレビに釘付けになった。もちろんチャンネルはNY1である。

 次の日にハドソン川に行ってみたが、すでに飛行機はなくなっていた。ハドソン川へは家から歩いて10分と近いので、軽い気持ちで行ってみたが、寒く雪も積もっていた。クルー、乗客も大変だったのだろう。映画にもその辺は出ているが。

 この出来事が数年経って、Clint Eastwood(クリントイーストウッド)監督の手で映画化されるという。とても興味があった。

 クリントイーストウッド監督の作品は色々観ているが、好きな映画は何と言っても"Mystic River"。アカデミー賞も取ったし、傑作。他にも、これもかかでミー賞をとった、"The Million Dollar Baby"。感動して泣いた。"Letters from Iwo Jima"も好きだった。一方"アカデミー賞作品の"Unforgiven"はあまり好きでなかったし、"J. Edger"も好印象は薄かった。作品によっていい時も悪い時もあるし、特に好きな監督ではない。どちらかというと、ちょっと離れた目線からと感じられ、淡々とした印象を受けることが多い印象がある。

 今回もあっという間。Sully機長をを応援する気持ちもあるが、そこまで機長対悪役というわけでもない。Clint Eastwoodらしい目線だと思う。
このときの機長をはじめとしたクルーはヒーローだと思っていたが、その裏で事故調査による厳しい追及を受けていたとは驚きだった。しかし最後のほうで機長と副機長が廊下でガッツポーズするシーンなど正しい方向に進んでいると感じたし、感動した。

 最初のシーンは飛行機がマンハッタンおなかを飛びまわっていてあれっと思った。毎日見ているビルがたくさん出てきて、"Birdman"のような感じで、こんなところ通ってないよね、と思ったら夢だった。機長のサリーにとっては何度も夢に出てくるような、私たちには想像もできないような出来事だったんだろう。機長たちは悪夢と事故調査による厳しい追及と、大変な日々を過ごしていた。

 この映画もそうだが、我が街New Yorkを舞台とした映画は多い。この映画の中にもMarriott Hotel Downtownをはじめとして、よく見た風景が見られた。

 もちろんTom Hunksも良かったが、お気に入りは副機長のJeff Skilesを演じたAaron Eckhart。副機長を英語で"First Officer"というのには驚いた(co-pilotという言い方もあるらしいが)。FirstもOfficerも副機長からは縁遠い。始めてみると思ったら、"The Black Dahlia"に出ていたらしい。全く記憶にない。あとはSullyの奥さん役でLaura Linneyが出ていた。"Mystic River"ではSean Pennの奥さん役をやっていた。普通。"The Truman Show"や"Congo"の印象が強いけど。

 個人的にいい映画だとは思ったが、クリントイーストウッド監督らしhe Black Dahlia く淡々としていて、ちょっと盛り上がりが少ないと思った。また私が住んでいたところからすぐ目の前でこのようなドラマがあったのがすごいと思った。

 最初に飛行機に助けに行った船長は、本人が演じているらしい。またハドソン川の救出のシーンは実際にハドソン川で撮影されたらしい。知らなかった。

 短く感じる映画だが、96分しかなくClint Eastwoodの映画で最も短い。

 

 

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ ***(最高5)

New York Daily News ---- ***(最高5)

New York Post ---------- ***1/2(最高4)

The Guardian ----------- ***(最高5)

Premiere --------------- Unknown(最高4)

Rolling Stone ---------- ***1/2(最高4)

 

 
 
 

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