Rush

 

 他の映画を観に行ったとき、この映画トレーラーを観て、観に行こうと思った。なにせあのNiki Lauda(ニキ・ラウダ)の話である。興味がある。この秋1番の話題作。監督がRon Howard(ロン・ハワード)と言うのは気になったが。

 ストーリは1976年。F1レーサーとして対等してきたニキ・ラウダとJames Hunt(ジェームス・ハント)。方やフェラーリのドライバーとして昨年のチャンピオン。方や名門膜ラーエンのドライバー。その歳のドイツグランプリから始まり、過去にフラッシュバックし、2人がどのようにライバルになって行ったかが描かれる。

 ニキ・ラウダはまじめ。非常にストイック。その一方でジェームス・ハントは酒好き、女好き。対照的な2人の関係は映画を通して描かれる。特に何が良いとかというわけではないが、全く別の性格の2人を、ありがちな方法で語って行く。下手だが、実話ということも会って好感が持てる。

 俳優もよく知らない2人だが、結構本人に似ていて面白い。わざわざ最後に当時の本人達の写真、映像を出しているということは、旨く似せたということに地震が会ったんだろう。"Argo"みたいに。

 正直前半はあまり面白くない。でもドイツグランプリのスタートに戻った時から面白くなってくる。レースのシーンは結構迫力あるし、2人の関係も面白くなってくる。

 前半で良かったのは、ニキ・ラウダと後の奥さんがイタリアでヒッチハイクするシーン。車を運転してた人たちは女性の方は無視するが、ニキ・ラウダがいると知って戻ってくる。そしてニキ・ラウダに運転してもらい、後部座席で大興奮。流石フェラーリのドライバー。人気も実力も。

 そしてあの有名な事件へ。ニキ・ラウダのクラッシュ。そして大やけど。特に顔のやけどがひどい。

 当時この事故はスーパーカーブームだったことも会って、日本でも大きなニュースになった。私も10歳にも満たなかったが覚えている。フェラーリが好きだったし。でもあんなに早く復活したというのは覚えていなかった。そしてニキ・ラウダがレースに勝った時は感動した。

 また記者のニキラウダの顔のやけどに関する質問で、あとでジェームス・ハントがその記者をボコボコにしたシーンも感動した。いがみ合っているようで、全く正反対の2人だが、良きライバルで、友人なんだと思った。監督の狙いでもあるだろうが。

 レースのシーンは以外と迫力があった。結構お金を使えなかったらしいが。

 このニキラウダの勝利でも映画は終わらない。そしてこの歳最後の日本グランプリへ。このレースでも2人の考え方の違いがはっきり出る。そして結末へ。

 それでも映画は終わらない。最後にイタリアの空港で2人は出会う。最後長いなと思ったが、後で考えると言い終わり方だったと思う。

 結局2人の正反対のレーサーの物語。終わったあとに意外だがPlatoonを想い出した。最後にチャーリーシーンが行った言葉。完全には覚えていないが、「私は2人の間に生まれた子供のようなものかもしれない。」といったような感じだと思う。両極端な2人に自分を100%重ね合わせることはできない。しかし、その2人に共感できるところは確かにある。

 Ron Howardだけど、ベタだけど良い映画。Ron Howardは他にも"The Da Vinci Code"、"Angels & Demons"、"Apollo 13 "、"Backdraft"を観ている。まあ無難な監督という印象。"A Beautiful Mind"でアカデミー賞も取っている。

 ジェームス・ハントを演じた俳優はChris Hemsworth。"Thorの人。"Star Trek"、"Star Trek Into Darkness"にも出ている。一方ニキ・ラウダを演じているのは"Daniel Brühl"。タランティーノの"Inglourious Basterds"に出ていたらしいが、両者ともあまりなじみがない。でも今回は良かったのでは。 脇役はあまり目立っていないが、ジェームス・ハントの別れた奥さんが日本グランプリをテレビで見ているシーンがハリウッドらしくて良かった。

 

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ **(最高5)

New York Daily News ---- ***(最高5)

Premiere --------------- ***(最高4)

Rolling Stone ---------- ***1/2(最高4)