Nightcrawler

 

 

 今のところ2014年公開の映画の中では"The Grand Butapest Hotel"と並んで1番面白かった。評論家受けも良い。賞レースのノミネートは少ないけど。年末の評論家による2014年の映画トップ10にも多くの評論家が"Nightcrawler"を選んでいた。

 夜、舞台はLA。主人公のJake Gyllenhaal(ジェイク・ギーレンホール)演じるLouis (Lou) Bloomが工事現場から金網を盗み、他の工事現場に売ろうとする。Louの顔は暗く、笑っていても目が死んでいる感じ(Bugs-Eyeと言うらしい)。工事現場の主任に「雇ってくれ、俺は良く働く。」というが「泥棒は雇わない。」と雇ってもらえない。ここでLouisが自分のことを色々アピールするが、アメリカらしいと思った。

 ある日ハイウェイで事故を目撃し、そこに現れたビデオを撮っている人の仕事に興味を持つ。フリーランスでビデオを撮りをテレビ局に売っているようだ。このカメラマンがBill Paxton(ビル・パクストン)。"Apollo 13" や"A Simple Plan"、"Titanic"なんかにも出ている。"Apollo 13"の宇宙飛行士の1人だったし、"A Simple Plan"では主演だった。

 Louは最初の交通事故現場のビデオをテレビ局に買ってもらい、そこでディレクターをしている、Rene Russo(レネ・ルッソ)演じるNina Rominanに気に入られる。 Rene Russoはリーサル・ウェポンシリーズで有名。

 Louの仕事がうまく行き、相棒を雇い、高級車を買い、どんどんのし上がって行く。一見サクセスストーリーだが、というよりはサスペンス色が強い。映画の中の最後の事件まで、どんどん引き込まれている。Jake Gyllenhaalの顔が最初の覇気のない顔から成功者の顔(どや顔みたいな感じ)へ変わって行くのも面白かった。でもLouはホント嫌な奴。親近感は持てない。相棒に対する仕打ちもひどい。高級住宅街の殺人事件でもやりたい放題。警察にウソはつくし、売れる映像のためには何でもやる。

 傑作という感じではないが面白い映画。お勧め。私の大好きな映画"Taxi Driver"にもちょっと煮た雰囲気。

 Louisがインターネットで警察の暗号を見つけたり、車のナンバーから持ち主と家を探し当てたり。この辺のインターネットの便利さが批判されている。他にもテレビ放映のモラルに着いても問われている。

 監督はDan Gilroy。監督デビュー作品。他では"The Bourne Legacy"の脚本をしている。これからに期待!

  Rene Russoは監督の奥さんらしい。Jake Gyllenhaalは映画のために20ポンド(約9キロ)減量した。

 

 

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ *****(最高5)

New York Times --------- ***(最高4)

New York Daily News ---- ***(最高5)

The Guardian ----------- ****(最高5)

Premiere --------------- ***(最高4)

Rolling Stone ---------- ***1/2(最高4)

 

 
 

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