Mr. Turner

 

 

 私が好きな監督の1人、イギリス人のMike Leigh。その新作の"Mr. Turner"は評論家受けもいいし観に行った。基本的にMike Leighの映画は"The Secrets and Lies"以来"Career Girl"から"Another Year "まで全て観ている。ただし"Topsy-Turvy "だけは日本からアメリカに来たときの関係で、見逃し、ビデオだけ。"The Secrets and Lies"の前の"The Naked"はリバイバルで観た。最も好きな監督の1人と言える。

 以前コロンビア大学の研究室で働いていたとき、アメリカ人の同僚とそのご主人とMike Leighについて語ったことがある。感動的な時間だった。ご主人は"Meantime"が好きだと言っていた。私も後でビデオ(DVDは売ってなかった)を買ってみたがイマイチ良く分からなかった。私は特に"Career Girls"と"All Or Nothing"が好きで、"Career Girls"を観てから、The Cureを聞くようになった。他にも前作"Another Year"や"Vera Drake"も好き。女優もやっている私のイタリア人の友人は"Another Year"は傑作だと言っていた。

 私にとって"Mr. Turner"は当然観る映画である。

 ストーリーは18世紀末から19世紀のイギリスのロマン主義の画家である、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの生涯で、後半部分に焦点を当てている。奇才と言うか変人で、絵につばを吐きながら描いたり、他人の絵に勝手に手を加えたり。やりたい放題である。メイドには手を出すし、海沿いの旅館の女主人といい仲になったり、女好きである。このMr. Turnerの伝記映画はMike Leighのセルフポートレイトの様だと言っている評論家も何人かいた。

 しかし映画は正直言っていまいちだった。というより英語が難しすぎた。19世紀のイギリス英語で、ただでさえ分かりにくいのに、主人公を演じるTimothy Spall(ティモシー・スポール)の演技でよけい分かりにくくなっている。しかし彼はこの演技でカンヌ映画祭の最優秀主演男優賞を受賞している。

 ニューヨークに住んでもう14年以上になるが、イギリス英語は苦手。映画でも分からないことがある。この映画では特に"Indeed"と言う単語が連発されていた。どういう感じなのかイマイチ理解できなかった。

 最後にかけては良い映画だと思った。特にミスター・ターナーの死後、メイドの女性と海辺の女性の演技、対比がすばらしいと思った。映画の中では2人の女性から愛されたのか?字幕ありで観て、ちゃんと理解してみたい。こうしてみるとこの映画も良い映画なのだと思う。評論家受けも良いし。

 Mike Leighのリクエストで、Timothy Spallは約2年間も絵を描く勉強をしたらしい。このコンビは私のお気に入りで、特に"All Or Nothing"は大好き。最後では結構泣いた。Timothy Spallといえば"Last Samurai"のヘンな通訳が思い出される。他にも"ハリーポッターシリーズ"にも出ている。

 

 

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ *****(最高5)

New York Times --------- ***(最高4)

New York Daily News ---- ****(最高5)

The Guardian ----------- *****(最高5)

Premiere --------------- ***(最高4)

Rolling Stone ---------- ?(最高4)

 

 
 

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