Jimmy's Hall

 

 

 イギリスの巨匠、Ken Loach(ケン・ローチ)の最新作。"Looking for Eric"、"The Wind That Shakes the Barley"、"Sweet Sixteen"、"My Name Is Joe"、"Carla's Song"、"Land and Freedom"、"Ladybird Ladybird"、"Raining Stones"、"Kes"と結構観ている。 "Looking for Eric"と"Raining Stones "はかなり好き。"Kes"は評論家受けも良いし、最近発表された"Time Out New York"の"The 100 best movies of all time"でも14位に連キングされている傑作らしいが、よくわからなかった。

 その最新作はイギリスではなくてアイルランド。イギリスから独立後10年経ったときのアイルランド北部の小さな待ちの話。主人公のJimmy Graltonがニューヨークから母親の農場を手伝うために田舎町に帰ってくる。彼は実在したコミュニストであり、この映画も実際の話をもとにしている。Ken Loachの映画には"Carla's Song "や"Land and Freedom"のような社会派と呼べる作品もあるし、"Sweet Sixteen"や"My Name Is Joe"のような生活の中の映画もある。背景も含め"The Wind That Shakes the Barley"に似ているか。

 Ken Loachと言えばあくまでリアルな状況を作ることを重要視している。音楽とか、カメラワークとか。今作では比較的自由に取られている感じがしたし、映画がミュージックホールに関係しているせいもあって、音楽が重要。面白いのはアイルランドとジャズという組み合わせ。Jimmyがジャズをニューヨークから持って来た。

 映画はこのアイルランド北部の村での、Jimmy率いるダンスホールでの人々とカトリックの教会の対立が中心。ホールでは音楽を演奏し、ダンスをし、ボクシングを習い、子供に勉強も教えている。なぜ教会が禁止しようとするかと言うと、アフリカ(黒人)の音楽だからとあった。くだらないけどそういう時代だったのか。Jimmyもコミュニストだし。しかしメンバーもカトリック教徒だから教会には通っている。単純な対立ではない。最後にホールは焼かれ、Jimmyも警察に捕まってしまう。

 Jimmy役のBarry WardはMichael Winterbottom監督の"The Claim"に出ていたらしい。が覚えていない。知っている俳優は1人もいない。Ken Loachらしい。Oonagh役のSimone KirbyとTess役のDenise Goughがいい味を出している。女性のパワーが感じられる映画でもある。

 この作品もカンヌ映画祭のパルムドールにノミネートされているし、ヨーロッパ人は結構彼が好き。私も全作品必ず観るという訳ではないが結構好き。でも普通の日本人には無理。映画好きのみ。

 Jimmyはニューヨークに戻った後1945年になくなり、Bornxに埋葬されている。

 この作品がKen Loachの最後の作品となるという噂がある...

 

 

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ ****(最高5)

New York Daily News ---- ****(最高5)

The Guardian ----------- ***(最高5)

Premiere --------------- **(最高4)

Rolling Stone ---------- Unknown(最高4)

 

 
 
 

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