Eastern Promise

 噂どおりかなりえぐい映画でした。特に冒頭のシーンなど、ナイフもので切られた傷口。"Crush"を想い出しました。元々Davis Cronenbergは変な人ですが、"eXistenZ"や"Naked Lunch"、”The Fly"などのようにSci Fi色の強いひとだと言うイメージがありました。前作の"A History of Violence"もそうですが、作風が変わってきてるのでは。奇しくも最新2作の主演はViggo Mortensenだし。 でも"Eastern Promises"は見終わった後"A History of Violence"ほどすっきりした感じはありませんでした。面白かったけど、OscarにNominateはないかな。

 ストーリーはロンドンでロシアン マフィアの話。それに病院でmidwife(看護婦の1種)をしているNaomi Wattsが絡んでくる。彼女の病院に来た14歳の母親が死んでしまい、残された子供の家族(父親)を探しに、母親が残した日記をロシアン レストランに持ってく。彼女が世話になっているおじさんもロシア人で、元KGBと本人は言っている。そのような感じでNaomi Wattsがロシアン マフィアに巻き込まれていく。Naomi Wattsは"Mulholland Dr."以来お気に入りの女優。マフィアのトップがArmin Mueller-StahlでSteven Soderberghの"Kafka"や特にCosta-Gavrasの"Music Box"のJessica Langeの親父役の印象が強い。なんか見た目いい人っぽいイメージがある。Viggo Mortensenは"The Lord of the Ring"の印象が強いけど、こういう一癖ある役の方が好きかなと。Sean Pennの"The Indian Runner"とか。他に今まで見た記憶はないけど、マフィアの息子役のVincent Casselもいい味出してた。2回の川のシーンは良かった。ヨーロッパぽくて。結局父親(14歳の母親をレイプした)はVincent Casselで子供を殺そうとするが(川で)Viggo Mortensenは助ける。Naomi Wattsも言うが、「なぜ?」となってラストシーンへ。英語の問題もあってよくわからなかったが、Viggo Mortensenがその14歳の母親の親戚ということなのか???

 英語はイギリス英語の割にはわかりやすかったが、Viggo Mortensenの英語をはじめとして、東欧系の訛りが多く疲れた。

脚本のSteven KnightはStephen Frearsの"Dirty Pretty Things"の脚本の人で、そう言えば、病院を背景としているところ、血が多いところ、暗いロンドンは似てると思った。

 面白い映画だと思うがグロイ。それが理由で見たくないという人も多かった。でもカナダ人の映画監督には変な人多いね。

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ *****(最高6)

Premier ---------------- **** (最高4)

Village Voice ---------- Not recommended

The L Magazine --------- LL (最高5)