Django Unchained

 

 クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)は一応好きな監督の1人である。しかし最初の2つ「Reservoir Dogs」と「Pulp Fiction」が非常に面白く、傑作と言えるのに対して、「Kill Bill」 は面白くなかった。しかし前作「Inglourious Basterds」がかなり面白かったので、今回の作品も期待してみた。

 でも期待していたほどではなかった。一応2013年、アカデミー賞にはノミネートされているし、評論家受けもいい。しかし、彼独特の畳み掛けるテンポみたいな感じがないし、台詞が長くて、私程度の英語力で全てフォローするのは難しい。

 しかし流石タランティーノで面白い部分も多い。アクションはいいし、笑える会話も多い。ただ会話が長くてテンポが感じられない。でもストーリーの矛盾もあり、なぜDjangoが急に銃の達人になったりするのか?と思ったりする。 一応トレーニング・シーンもない訳ではないが。

 俳優としてはDr. King Schultz役の"Christoph Waltz"がベスト。最初の2/3までは、彼の映画と言ってもいい。アカデミー賞でも最優秀助演男優賞にノミネートされているし、今やタランティーノのお気に入りなのだろう。彼を起用するための、この役はドイツ系アメリカ人になったのでは。あまり出演シーンは長くないが"Samuel L. Jackson" も良かった。変な役柄だけど。主人公Django役のJamie Foxx はまあまあ良しと言った感じ。がんばっているかなと。他にも"Leonardo DiCaprio"、"Don Johnson"などビッグネームも多い。Leonardo DiCaprioは珍しく悪役で、ある評論には、「彼は楽しんでやっている」と書いてあった。他にも気付かなかったが、「Moneyball」の"Jonah Hill"なんかも出ていた。流石に色んな俳優がタランティーノの映画には出たいんだろう。

 最初タランティーノは"Will Smith"をDjango"役に考えていたらしい。しかし最終的に"Will Smith"がNoと言ったらしい。

 観ることを勧めることはできるが、傑作ではない。

 

 

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ ****(最高5)

Premiere --------------- ****(最高4)

Rolling Stone ---------- ***1/2(最高4)