Blue Jasmine

 

 Woody Allen(ウディー・アレン)の最新作。最近はヨーロッパが舞台となる映画が多かったが、今回はアメリカ。ニューヨークとサンフランシスコ。そのヨーロッパお舞台としたのは結構好きだった。"Vicky Cristina Barcelona"、"Match Point"、"Scoop"と観て、イギリスお舞台とした、"Match Point"と"Scoop"はまあまあ。

 兎に角Cate Blanchett(ケイト・ブランシェット)の映画。彼女がいてこそこの映画が成り立つ。演技もイイ。存在感もある。元夫役のAlec Baldwin(アレック・ボールドウィン)は期待ほどでもないし、そもそもあまり有名な俳優が出ていない。ケイト・ブランシェット演じるJasmineの妹役のGingerを演じたSally Hawkinsは良かったが。

 最初はサンフランシスコの空港。Jasmineが妹のところにやってくる。妹といっても血は繋がっていなく、両親が2人をアダプトした。現在流れている時間はサンフランシスコ。過去へのフラッシュバックはニューヨーク。

 ニューヨークとサンフランシスコ、性格の違う姉と妹、ニューヨークでのセレブの生活とサンフランシスコでの居候生活。これらの対比がわかりやすい。

 ニューヨークでセレブな生活をしていたJasmineがなぜサンフランシスコに来ることになったか。良くあるのが夫の浮気。その後浮気がばれ、離婚することになるのだが、その家庭がすごい。でもやっぱりケイト・ブランシェットならでは。彼女がいるから納得できる。

 サンフランシスコでは無職からスタートするが、文句ばかりのJasmine。でもありがちなコンピューター勉強したり、金持ちの女性が仕事がなくなると、インテリアデザイナー笑える。漫画のMonsterでもそうだった。

 とにかく落ち込む映画。うまく行きそうでもダメ。息子の話とか、元夫の最後とか。そしてJasmineは1人で、ぶつぶつ独り言。面白い映画だし、ケイト・ブランシェットも良いが、この暗さは何か心に引っかかる。個人的にはありだと思うが、一緒に観に行った友人は納得いっていなかった。こういう映画でありがちな、やっぱりお金より愛が大事と言う感じはない。

 ウディー・アレンの映画だが、ケイト・ブランシェットの印象の方が強い。ケイト!ケイト!ケイト!!!あるwebsiteがウディー・アレンは最も自虐的な映画監督と言っていたのが笑える。今回はその矛先がケイト・ブランシェットへ。

 ウディー・アレンとアレック・ボールドウィンの組み合わせは3度目。意外に多い。

 ニューヨークの色んな場所が出ていて、それがわかったのがうれしかった。

 

Dr. Robert

 

Time Out New York ------ *****(最高5)

New York Daily News ---- ****(最高5)

Premiere --------------- ***(最高4)

Rolling Stone ---------- ***1/2(最高4)